雪がちらつく12月6日(土)川副公民館で「川副・諸富おばあちゃんの食べもの伝承塾」を開催しました。松梅に引き続き2回目の開催です。
佐城管内の学校栄養士の先生や、佐賀市食改善推進員の方々、それから佐城ふれ愛ネットスタッフ、24人が集まりました。
まず、はじめに、おばあちゃん達の紹介と食材の紹介。それからたっぷりとおばあちゃん達から「川副・諸富のクリーク地帯の農業と食べもの」「有明海沿岸の漁業と食べもの」のお話を聞きました。

「“掘り”は農業にはもちろん毎日の生活にも欠かせないものでした。うなぎやどじょう、ふなやナマズが捕れ、貴重なタンパク源でした。また、畑ではじゃがいもやさつまいも、水いも、ごぼうや大根、高菜など季節の野菜を栽培し、買うものといったら塩鯖、皮クジラ、ちくわ、かまぼこぐらいでした。農家には牛や豚、鶏を飼っていて卵は貴重な収入源でなかなか口に入りませんでした。」
「有明海では豊かな漁場でした。むつごろう、ワラスボ、あげまき、クチゾコ、しゃっぱ、エツ、はぜ、めかじゃ、真えび、などたくさん採れました。今はなかなか手に入らないものがあります。」

今日は、しゃっぱや真ダコ、ワラスボ、カニ漬けもおばあちゃん達が事前に作って持ってきてくれました。

漁家の田中おばあちゃんに海苔の佃煮の作り方を教わっています。

諸富の吉村おばあちゃんにはすいもの皮のむき方を伝えています。

ちょっとしたポイントも伝承。
今日伝承いただいた料理は・・・
<からいもご飯、にいもじ、けんちん汁(川副・諸富では味噌仕立て)、白菜の塩鯖煮、
クチゾコの酢漬け、真エビと玉ねぎのかき揚げ、海苔の佃煮>

白菜の塩鯖煮。別の名を「白菜のほーかぶい」と言うそうです。塩鯖の塩味だけが調味料。「農作業で忙しいときはいつもこれでした。」とおばあちゃん達。白菜の甘みと塩鯖のうまみが混じった深い味です。

にいもじ。今日ははすいもを使いました。

漁獲量も減り貴重なしゃっぱ。

かき揚げ。殻のついた新鮮なエビ甘い玉ねぎ。

これも、貴重になったクチゾコです。大きいクチゾコは高額かったので小ぶりのクチゾコを揚げて酢漬けにしました。

持ち寄っていただいた漬け物などの作り方も伝授していただきました。

それからキュウリハウスを視察。

海苔の加工場も見学しました。

今は24時間機械は回っているそうです。漁家の方々は寒い中忙しい時期を迎えられています。
次回は1月、「小城江里山のおばあちゃんの伝承塾」です。