小雨がふる12月21日(日)江里山で「ううまつい(大祭り)」が行われました。

「ううまつい」は江里山の氏神である聖真子大権現様に対する一年間のご守護のお礼のお祭りだそうです。
江里山は3古賀(地区)に分かれていて各古賀ごとに2軒ずつ計6軒がまつりのてーす(亭主)となってお供え、しめ縄などを準備するのが習わしだそうです。
今年は原口さん宅が「てーす」でした。「田舎親戚づくり」の受入をしてくださったお宅です。
朝8時から神事が行われました。てーすがしめ縄をつくりそれに幣束をまつり、ご神前に「御神酒・・・徳利に清酒をいれ稲穂を3本さしたもの」「ごっくうさん・・・餅米を蒸して円錐形にもったもの」のお供え物をします。
寺の住職さんによってお経が上げられて、一年間のお礼と来年の安全と五穀豊穣が祈られました。

神にお供えされた「御神酒」

餅米を円錐状にもった「ごっくうさん」
「てーす」の家では食事が準備されます。

鰯の炭火焼き、ひばのしゅっ(大根葉を干しものと皮鯨、焼き鯖のみそ汁)、おなます、赤飯
この料理はずーと変わらず受け継がれたメニューです。

お昼になると村の人たちが家族単位で「てーす」の家に行き、ごちそうになっていたそうです。
江里山の方達は「今思えば質素な料理だけど、昔は里山では海の魚はごちそうだった。毎年楽しみにしていた。」とおっしゃいます。
原口さんは、お嫁に来たときにひばのしゅっを食べて、「こんな料理があるのか」とびっくりされたそうです。「食べ慣れるとおいしくて、江里山の味を残していきたいと思っている。」心強くおっしゃいました。

以前は決まって12月25日に行われていたそうですが最近は近い日曜日に行われるようになったそうです。
神事はずっと続けておられたそうですが、この5年間、この食事は高齢化などで止まっていたそうです。
江里山の方々が祈る神様への感謝と共に、5年ぶりの「ひばのしゅっ」奥深い味でした。